生きているといろんなことがありすぎて、ホントにもう心がいっぱいいっぱいになってくることがあります。これはね誰でもいっしょ。なんにも背負わずに人生を全うする人なんてこの世にいません。みんないろんなものを背負っています。そこで大切なのは、この苦しみをどうやって対処していくかということです。
私が思う最善策はストレ-トに受け入れるべきではないかってこと。苦しみは解決しなくてはいけない人生のテ-マだと受け止めて、心を浄化させる必要な道具なんだと上手にすり替えていくんです。逃げるのではなく、正面から歯を食いしばって乗り越えていくべき。
ひょっとしてこの乗り越えるというパワ-の根源は我慢かもしれません。うん、たぶん我慢だと思う。だけど我慢をすることは悪いことではありません。我慢することで心がさらに強くなるんです、鍛え上げられていくんですよ。これはすっごいチャンスではないかと思ってしまいます。
また苦しみは宿命によるものと、心が生み出すものの二つに分かれるとおもいます。
ひとつは病気だとか恵まれない環境が宿命というシナリオに描かれた苦しみ。
で、もうひとつは心が生み出す、背負うヒツヨウのない苦しみ。これは言ってみれば余計なもの。自分にとって心地よいものを求める結果、背負わなくてもいい苦しみを生み出してしまうのではないでしょうか。楽しいことを求める欲望の産物として苦しみが発生します。
決して欲望を持つことを否定しているのではありません。むしろ欲望は生きていく上でヒツヨウなエネルギ-だと思います。だから欲を持って生きていくのであれば、その時点で苦しみも背負う覚悟をも持つべきだと思うのです。良いことばかり、嬉しいことばかりを追い求めて、苦しみだけを拒否するのは、ずいぶんと都合のいい話しですからね。
自分の苦しみは自分しか解決できません。そのためにも、普段からしっかりと心を養っていくことがヒツヨウ。何が起きても動じないでいれる自分。そして人に求めるのではなく、自分に求めること。向上心なのかなあ。でも普段からそうやって厳しさを持っていけば、苦しみに直面したときに鍛え上げた心が強い味方となってくれるはずです。