全国ヒリーングスポット紹介
第一回
宇宙エネルギー『鞍馬寺』
(京都市左京区鞍馬本町1074)
牛若丸が弁慶に仕込まれた場所だとか、かの鞍馬天狗で有名な京都・鞍馬寺です。
駅ではいきなりドデカイ天狗の面がお迎えしてくれます。これがねえ、もうビックリするほどスッゴイ鼻というか、どんなワイセツな願いだって叶えてくれそうな鼻。そんな鼻に見守られながら、鞍馬寺の山門をくぐってケーブルに乗るのですが、車中では宇宙エネルギーを叫ぶアナウンスが響き渡り、一般人は動揺を隠せません。
ちなみに鞍馬寺は金星人を祭っているんですよ。
宇宙人。スッゴイよね。その宇宙人というのがいわゆる天狗ではないかといわれているわけです。そしてその天狗が弁慶で、牛若丸に術を教え込んだのではという説が普通に語り継がれているわけです。
ケーブルを降りて10分ほど歩くとようやく鞍馬寺の本殿に到着します。この本殿前には石畳があり、ど真ん中に六芒星が彫られています。まさしくコレ。目指す目的がこの六芒星です。晴れた日のお昼に六芒星の中心に立つと宇宙パワーをいただけるというわけです。最近はテレビなんかでも紹介されているようで、週末ともなればスッゴイ人! みんな宇宙エネルギーをもらいに卑しくやってきているのでしょう。
六芒星の上に立ちたくてウズウズ。六芒星待ちの行列があっという間に出来てしまいます。だけどやはり照れがあるのか、気になりながらも後ずさりする人もチラホラ。
照れなんて一切なく、六芒星のど真ん中で変なポーズを繰り広げる人たちもチラホラ。とりあえずせっかくここまで着ておいて、照れてしまうなんてもったいない話。私は変なポーズはしませんが、行列がひいたころにサッと六芒星のド真ん中に突っ立って、そりゃもう必死に宇宙エネルギー充電です。ついでに六芒星の上に隕石モルダバイトのブレスも置きます。まるで絵に描いたようなオカルト中年ババァって感じですが、少しでもパワーアップさせようと卑しさ満載、なんだか必死です。でもね、必死になるのも当然。この場所に立っているとマジで全身が焼けてしまいそうに熱くなるんですよ。強くジリジリと私の背脂を溶かしているかのように照り始めているんです。娘と息子も「ママ、熱い熱い、どうかなりそう」って悶え気味でオカルトファミリー。宇宙エネルギーとかすっごいパワーだとか鼻だとか、なんだかよくわからないけれど確実にいただけていると実感できます。
さらに本殿前から奥の院を経由して貴船へ降りる山道があるのですが、ここもまた大宇宙の気が集中しているといわれています。魔界への入り口なんかもあるんですよ。
そういえばパワースポットってその人によって相性があるのかもしれませんが、場所によっては怖いとか暗いとかって感じてしまいます。でも鞍馬寺は違うというか誰でも歓迎してくれるようなパワーがあるようで、木の根が張り巡らされた道をどんだけ歩いても暗いとか怖いとか寂しいとか、そして疲れたという人はほとんどいません。3歳の子どもですら、1時間の登山をまったく嫌がらないのです。まるで龍の背中に乗ってスイスイと山登りしているような感じ。本殿前の六芒星もすばらしいのですが、貴船への山道もまたたまらなくスケールのデカイ気を感じる場所。オススメです。
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