三輪山は神様が宿る山です。宿るというか、山そのものが神様。気が遠くなるほど昔からそういう言い伝えがあって、古事記や日本書紀にもしっかりと記されているんですよ。その三輪山のふもとには大神神社があります。つまり大神神社の御神体こそが三輪山というわけです。で、大神神社を訪れた際はぜひ三輪山登山もオススメします。
大神神社の摂社に狭井神社があるのですが、入山口はこちらの神社で申し込んでからとなります。片道1時間くらい見ておけば十分。私のようなくたびれた熟女でさえも、だいたい1時間くらいで登りきれましたから。子どもの足でも同じくらい。だけどそれなりの格好はしておくべき。ヒールなんてとんでもないってわけです。
またお山そのものが神様なので、絶対に植物なんかを引っこ抜いたり持って帰ったりしてはいけません。またもちろんのことですが、お山を汚してもいけません。そのあたりをしっかり叩き込んで登山してみてください。
山頂には神社とそして巨石が祀られています。日常生活ではあまりお目にかかれない風景。無国籍な感じ。無色透明なのかな。でもご由緒によると、ここがズバリ古代祭事遺跡というわけです。頂上では少なくとも30分はたたずんでみてください。確実に自分のなかのマイナスなものを洗い流してくれて、三輪山のプラスの気をカラダにしっかりと注入することができるはずです。